「耳無芳一の話 2」小泉八雲 =朗読=

今回のオハナシ☆キャストは、前回に引き続き怪談の朗読です。
底力のある声が盲人の名を呼んだ――出し抜けに、無作法に、ちょうど、侍が下下(したじた)を呼びつけるような風に――
『芳一!』
芳一はあまりに吃驚(びっくり)してしばらくは返事も出なかった、すると、その声は厳しい命令を下すような調子で呼ばわった――
『芳一!』
『はい!』と威嚇する声に縮み上って盲人は返事をした――『私は盲目で御座います!――どなたがお呼びになるのか解りません!』...
底本:「小泉八雲全集第八卷家庭版」第一書房
1937(昭和12)年1月15日発行
入力:京都大学電子テクスト研究会入力班(訓練者一同)
校正:京都大学電子テクスト研究会校正班(大久保ゆう)
2004年3月29日作成
青空文庫作成ファイル:
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